5月8日
その日は、朝からシジュウカラのヒナ達が騒がしくしており
羽ばたく音が度々聞こえていました。
今までそのようなことが無かったため、
カラスか何かが襲いにでも来たのかとも思い
心配になって外の様子を確認しましたが特に何もありませんでした。
巣箱の中の様子というと、寿司詰め状態ですね。
孵化から15日経ち、羽毛はほぼ生え揃っています。
まだ、頭に産毛が残っているヒナが数羽いますが
大きさは親鳥と変わらないくらいに成長しました。
親鳥と同じ姿になってもしきりに餌をねだる姿はヒナそのものです。
（下の写真の右下に写っているのが親鳥）
昼近くになると、再びヒナたちが騒がしくなり羽ばたきの音が激しく聞こえ出しました。
巣箱の中を見てみるとヒナの数が減っています。
よく見ると7羽いたヒナが5羽になっています。
しばらくすると１羽のヒナを残し他は巣立って行きました。
残された１羽も巣立とうと何度も挑戦していましたが
体力が尽きたのか結局その日は１羽のみ巣箱で過ごすことになりました。
１羽になっても親鳥は時々様子をみにやってきます。
餌を持ってきたり、糞を取り除いたりと忙しく巣箱のヒナと外のヒナの間を行き来していました。
次の画像は、糞を取り除く親鳥と１羽残されたヒナです。
親鳥の下には孵化することのなかった卵が１つと卵の殻も見えます。
５月９日
兄弟姉妹が先に巣立ってしまった翌朝、
巣箱の中を確認するとすでに空となっていました。
あたりを確認するとシジュウカラの声がたくさん聞こえましたが姿を見ることは出来ませんでした。
